一九九四年に開業してから一六年も経ったというのに、そのホテルは、「本日開業しました」と言われたら、そのまま信じてしまいそうな雰囲気を漂わせていた。エレベーターに乗ってフロント階に至るまでの期待感を持たせる導入部、客室に至るまでの廊下の丁寧な造り込み、そして古びた印象を全く感じさせない客室内部の設計や設備、素晴らしい眺望を贅沢に取り込んだレストラン……。開業して以来、常に先頭を走り続けてきた尖がった自信が円熟味を帯び、格調さえ感じさせる佇まいになっている。
(参考情報)
水明館 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad328767/
金沢・羽咋周辺の宿泊施設・宿 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/190000/LRG_192000/
アパホテル<東京潮見駅前> - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad363781/
浴室の蛇口の金属部分は一点の曇りも傷もなく、きれいに磨かれていた……。そのホテル、パークハイアット東京は、いまだに一人のデザイナーによって、細部まで目配りが施されているという。ジョン・モーフォード氏である。総支配人を筆頭に、サービスの提供者は異動や退職などがあり、変化を避けることができないが、彼だけは開業前から常に現場を見続けてきた。個人経営のホテルならともかく、こういうホテルは日本では、いや世界でも稀有な存在なのではないだろうか。